1974年公開の名作ロードムービー『ハリーとトント(原題:Harry and Tonto)』は、老人と愛猫の旅を通じて人生の価値や「老いとの向き合い方」を描いた作品です。
主演のアート・カーニーはこの作品でアカデミー主演男優賞を受賞し、70代で見せた人間味あふれる演技が多くの人の心をつかみました。この記事では、
- Netflixで視聴できるのか
- あらすじとネタバレ
- この映画の魅力と評価
- どこで見られるか(配信サービス)
をくわしく解説します。まず結論から言うと、本作は**Netflixでは未配信(配信なし)**であり、他サービスやレンタル・購入などを利用する必要があります。
具体的には『ハリーとトント』の動画を配信・宅配レンタルしているサブスクはTSUTAYA DISCAS , FODプレミアムです。
また、TSUTAYA DISCASなら、無料トライアル期間を利用して『ハリーとトント』を楽しむことが出来ます。
Netflixヘビーユーザーのムービーくんには少しハードルがたかいのですよ。
なぜかって?あまりサブスクを増やすと、奥さんに怒られるから・・・パートナーあるあるの話でした。
『ハリーとトント』は10年ほど前に観た覚えがあります。私のお気に入りです。
『ハリーとトント』はNetflixで見られる?現状の配信状況
2025年12月時点で、映画『ハリーとトント』は Netflixでの見放題配信は確認されていません。
JustWatchなど複数配信情報サイトでは「配信されていない」と表示されており、Netflixで視聴可能という情報も現時点で存在しません。
これは「Netflixで見たい映画」の検索ワードで調べている人にとって重要なポイントで、Netflix単体で視聴したい場合は検索に結果が出ない可能性が高いという現状認識が必要です。
ただし、Netflixは配信ラインナップを変更することがあるため、将来的に配信される可能性はゼロではありません。
今後の登録動向は公式アプリで随時チェックすることをおすすめします。
配信・視聴方法|Netflix以外の選択肢
Netflixでは配信がありませんが、『ハリーとトント』は他サービスで配信またはレンタルされているケースがあります。代表的なものは以下です。
- ビデオマーケット:デジタルレンタル・購入(有料)
- 宅配レンタル(TSUTAYA DISCASなど):旧作DVD・Blu-rayをレンタル
- DMM TV など一部VODでレンタル対応
このようにNetflix以外のサービスでは視聴が可能となる場合があるため、見たい人はレンタルや購入という選択肢が実用的です。→しつこいですがムービーくんは多分ない、理由は前述しました。
また、配信状況は変更されることがあるため、最新の各VOD公式サイトで検索することが重要です。
映画概要とあらすじ(ネタバレあり)
『ハリーとトント』は、72歳の老人ハリー・クームズが主人公のヒューマンドラマです。
物語は、マンハッタンに住むハリーが区画整理のためアパートを立ち退きとなるところから始まります。彼は愛猫トントを連れ、息子や娘を訪ねながら全米横断の旅に出ることを決意します。
旅の途中で、かつての恋人との再会や新しい出会いがあり、ハリーの旅は単なる「子供たちへの訪問」から、人生の深い振り返りと再発見の旅となっていきます。
特筆すべきは、旅路でハリーが出会う人物たちとの関わりです。
ヒッピーの少女、初恋の相手、そして意外な場所での出会いは、彼自身の価値観やこれまで見落としてきた人生の喜びを再び思い出させます。
旅の終盤、ハリーはシカゴにいる娘の元を離れ、西へ進み、砂漠やロードサイドの風景を背景に、老いと孤独に向き合いながらも前を向き続ける姿が描かれます。
結末(ネタバレ含む)──人生の旅路とペットの存在
映画のクライマックスは、ハリーが旅の自由さと、彼とトントの絆を再確認する場面です。
最終的にハリーは「安住の地」や「子供の下」だけを目的としていた旅ではなく、人生そのものが旅であり、道中で出会う人々との交流が価値だと気づくようになります。
具体的なラストシーンとしては、西海岸へ向かう途中、ハリーがトントとともに風景を見つめ、これまでの旅路を思い返す場面が描かれます。
これは単なる「移動」ではなく、人生の意味と幸福観を映像化したラストとも言えるでしょう。
なお、映画にはユーモアのある瞬間もありますが、深刻さに溺れることなく、穏やかで哲学的な余韻を残す結末となっています。
登場人物とキャスト紹介
『ハリーとトント』の魅力は、主人公ハリーと愛猫トントの関係だけではありません。多彩なキャラクターが旅の途中に登場します。
■ ハリー・クームズ(演:アート・カーニー)
主人公であり、愛猫トントと暮らす老人。
ニューヨークのマンハッタンでの生活を失い、旅に出る決断をします。アート・カーニーはこの役でアカデミー主演男優賞を受賞しました。
■ トント(猫)
ハリーと旅を共にする猫。映画は単なるロードムービーではなく、彼とハリーとの絆を描く心温まる物語として成立しています。
■ その他の旅先の人物
- 初恋の女性(演:ジェラルディン・フィッツジェラルド)
- 娘シャーリー(演:エレン・バースティン)
- 息子エディ(演:ラリー・ハグマン)
- 道中で出会う人々(ヒッピーの少女やラジオ出演者など)
それぞれがハリーの人生観に刺激を与え、単調な旅を“人生の旅”へと昇華させる役割を果たしています。
レビュー・評価まとめ(批評・観客の声)
映画の評価は、批評家・観客ともに好意的です。
Rotten Tomatoesでは88%の高評価を獲得しており、批評家の総意として「アート・カーニーの演技が素晴らしく、人生と旅を共感できる形で描いている」と評されています。
またMetacriticでも、**概ね好評(Metascore 72)**という評価です。批評では「ユーモアと深い人間洞察が両立した素晴らしい作品」とされる一方、「ペースがゆったりしていて好みが分かれる」という意見もあります。
観客の声としては、
「猫との旅が心温まる」「老いと向き合う視点が深い」「ロードムービーとしても楽しめる」
といった肯定的な感想が多く見られます。
ハリーとトントのいののレビュー・感想・評価
2025/03/15 13:00
ハリーとトント(1974年製作の映画)
4.2
お爺ちゃんハリーと猫🐱トントとのバディ&ロードムービー。これは猫と共に生活していらっしゃる方々のご感想を是非とも拝聴したい映画である。
にゃんとも好きにならずにはいられない映画だったけど、猫好きの皆様もそうであったらいいにゃんと思うのである(わたし以上に好きな作品であったら尚のこと、いいにゃんと思う)
区画整理で公営住宅かなにかが取り壊されることになり立ち退かざるを得なくなるところから今作は始まる
とにかくいい。
ハリーというお爺ちゃんの造形が素晴らしい。外見も内面も。飄々としていてユーモアにあふれ、なにより心が開かれているのが素適。
このお爺ちゃんハリーと出会う方々は、どちらかというと社会の片隅で生きているような人々なんだけれども、
誰もが輝いてみえるし誰もがハリーと対等な立場でフレンドリーな関係を結んでいくようにみえる。
刑務所のなかで出会う先住民の男性とのやり取りも好きだなぁ。
ハリーは子どものところへも赴くけれど、3人目に訪れた子どもとの会話が、このハリーというお爺ちゃんのスタンスを象徴していたように思う。
助け合うけれども、もたれあわない。
差し出せるものはなんでも気前よく差し出すけれど、でも甘え合わない。
もしかしたらハリー&トントの関係も同様なのかもしれないにゃん🐱
この映画が伝えるメッセージと見どころ
本文:
『ハリーとトント』は、ただの旅映画ではありません。以下が本作が伝える核心です:
- 老いと孤独に向き合うことの意味
- 家族だけが人生のすべてではないと気づく視点
- 人生は移動し続けることそのものが価値であるという考え
旅の途中で出会う人々との何気ない交流が、ハリーの心を解放していく姿は、観る者に人生への安心感と希望を与えます。これが、単なる喜劇でも悲劇でもない「人生ドラマ」としての深みです。
視聴する前に知っておきたいポイントとまとめ
映画『ハリーとトント』はNetflixで配信されていませんが、DVDや一部VODサービスでレンタル・購入が可能です。視聴前には以下をチェックしましょう:
✔ Netflix未配信(2025年11月時点)
✔ 他サービスやレンタルで視聴可能な場合あり
✔ ストーリーはネタバレ含めて“人生ドラマ”として深く味わえる
✔ 観客評価が高く、キャスト演技が映画の骨格を支える
最後に本作は、人生を再考するきっかけになる作品です。ゆったりとしたペースと温かな視点で、老い・孤独・再出発といったテーマを描き、観る人に静かに寄り添います。ぜひ配信情報をチェックし、さまざまな視聴方法で作品と向き合ってみてください。


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