★★★★☆ 作品評価:4.0/5

「サンタのそり」を引く可愛いイメージとはかけ離れた、残酷な現実――。
Netflixで2024年4月12日より配信が始まった映画「トナカイは殺されて」は、スウェーデンの先住民族・サーミ人の少女が、大切なトナカイを殺した犯人に立ち向かう物語です。
実際の出来事に着想を得たこの作品は、美しくも厳しい北欧の大自然と、今も続く民族差別の現実を、圧倒的な映像美で描き出しています。
9歳の少女エルサは、自分が可愛がってい
たトナカイ「ナステガル」を密猟者に殺される瞬間を目撃します。
しかし、恐怖のあまり、警察に真実を話すことができませんでした。
それから10年――19歳になったエルサは、今も続くトナカイ殺しの犯人を追い詰める決意をします。
トナカイの大群が雪原を駆け抜けるシーン、夜空に輝くオーロラ、そしてスノーモービルでの息詰まる追跡劇。
日本では決して見ることのできない、スウェーデン・ラップランドの壮大な景観が、この映画の大きな魅力です。
でも、美しい映像の裏には、重く苦しい現実があります。
警察は動いてくれない。地元住民からの差別。鉱山開発による生活圏の破壊。そして、絶望のあまり自ら命を絶つサーミの若者たち――。
今回は、この映画がどこで見られるのか、あらすじ、キャスト、ロケ地、そして視聴者の評価まで、詳しく解説します。
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作品基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 原題 | Stöld(ストルド)※スウェーデン語で「盗まれた」 |
| 英題 | Stolen |
| 邦題 | トナカイは殺されて |
| 製作国 | スウェーデン |
| 製作年 | 2024年 |
| ジャンル | ヒューマンドラマ、サスペンス |
| 上映時間 | 107分(1時間47分) |
| 監督 | エッレ・マリア・エイラ |
| 原作 | アン=ヘレン・ラエスタディウスの小説 |
| 配信開始日 | 2024年4月12日 |
| 配信サービス | Netflix独占配信 |
| レーティング | 16+(16歳以上推奨) |
どこで見れる?視聴方法
Netflix独占配信
「トナカイは殺されて」は、Netflix独占配信作品です。Netflixに登録すれば、いつでもどこでも視聴できます。
配信開始日:2024年4月12日(金) 字幕・吹替:日本語字幕・日本語吹替あり
Netflixへの登録方法
ステップ1:公式サイトにアクセス
ステップ2:プランを選択
| プラン | 月額料金(税込) | 画質 | 同時視聴 |
|---|---|---|---|
| 広告つきスタンダード | 790円 | フルHD | 2台 |
| スタンダード | 1,490円 | フルHD | 2台 |
| プレミアム | 1,980円 | 4K+HDR | 4台 |
ステップ3:視聴開始
Netflixにログイン後、検索窓で「トナカイは殺されて」と検索すれば、すぐに視聴できます。
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管理人ムービーくんの感想コーナー①
ムービーくん: 正直、「トナカイは殺されて」っていうタイトルだけ見たとき、ホラー映画かと思ったんだよね(笑)。でも全然違った。
これは、北欧に暮らす先住民族の苦しみを描いた、めちゃくちゃ重いヒューマンドラマだった。
ムービーくん: サーミ人って、恥ずかしながら初めて知ったんだけど、ヨーロッパにも先住民族がいて、今も差別に苦しんでるって事実に衝撃を受けた。
日本のアイヌ民族の問題とも重なる部分があって、これは他人事じゃないって思った。
ムービーくん的疑問: でも、なんで邦題が「トナカイは殺されて」なんだろう?原題は「Stöld(盗まれた)」、英題は「Stolen」なのに。もっと深みのあるタイトルにできたんじゃないかな?
あらすじ
9歳のエルサ、最愛のトナカイを失う
スウェーデン北部のラップランドで暮らす先住民族・サーミ人の少女、エルサ。彼女の家族は代々、トナカイの放牧を生業としてきました。
エルサも他の家族と同じように、トナカイを放牧することが夢です。
ある日、エルサは自分のトナカイ「ナステガル」を与えられ、大切に育て始めます。
しかし、密猟者がナステガルを殺害する現場を目撃してしまいます。
まだ幼かったエルサは、犯人の顔を見ていましたが、恐怖のあまり、警察には「見ていない」と答えてしまいました。
警察は「情報が少なすぎる」と捜査を打ち切り、挙句の果てには「トナカイが自分で怪我をして死んだのでは」と言い出す始末。
エルサの父親は怒りをぶつけますが、警察は動きませんでした。
10年後、19歳になったエルサの決意
それから10年後。19歳になったエルサは、地元を離れず、学校でサーミの歴史を教える講師をしながら、家族のトナカイ放牧を手伝っています。
しかし、トナカイ殺しは今も続いていました。ある日、2頭のトナカイが頭だけ切り取られて放置されているのを発見したエルサ。スノーモービルの跡を追い、ある納屋にたどり着きます。
家主の名前はローベルト。10年前、ナステガルを殺したのも、この男でした。エルサは警察に通報しますが、警察がやってきたのは2時間後。その頃にはローベルトが帰宅しており、「これはウサギの血だ」「サーミ人の隠蔽工作だ」と言い張ります。
警察は何もしてくれません。エルサは、10年前に真実を話さなかったことを後悔します。
サーミ人と地元住民の対立
エルサが暮らす地域では、鉱山開発の動きがありました。地元住民は雇用が生まれると歓迎していますが、サーミ人たちは反対しています。
鉱山開発が始まれば、トナカイが暮らす環境は破壊されてしまうからです。
エルサはマスコミに訴えますが、かえってサーミ人への差別が助長される結果に。
気候変動による環境の激変で、サーミとしての暮らしがいつまで続けられるのか、先行きは不透明です。経済的な厳しさに耐えられず、自殺した友人もいます。
エルサの反撃
もう警察は頼りにならない――そう悟ったエルサは、自らローベルトの納屋に忍び込み、証拠を探すことを決意します。
納屋の奥には、吊るされたトナカイの冷凍死体が大量に保管されていました。しかし、証拠を撮影している最中、ローベルトに見つかってしまい――。
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管理人ムービーくんの感想コーナー②
ムービーくん: このあらすじだけでも、めちゃくちゃ辛い話だってわかるでしょ?9歳の女の子が、大切にしてたトナカイを目の前で殺されて、しかも警察は動いてくれないって……。
ムービーくん: しかも、10年経っても犯人は捕まってない。それどころか、同じ犯人が今もトナカイを殺し続けてるんだよ。これ、実際にあった事件をもとにしてるっていうのが、さらに重い。
ムービーくん: エルサが「10年前に真実を話していれば」って後悔するシーン、めちゃくちゃ切なかった。9歳の子どもに、そんな責任を負わせるなよって思ったし、本当に悪いのは犯人と、動かない警察だよね。
ムービーくん的疑問: でも、なんで警察はこんなにも動かないんだろう?サーミ人への差別があるのは分かるけど、殺人未遂みたいなもんでしょ?トナカイはサーミ人にとって財産なのに。理不尽、少数民族は常にそうなのか?
キャスト
主演:イェリン・クリスティーナ・オスカル
役柄:エルサ(19歳)
本作の主人公。サーミ人の若い女性で、学校でサーミの歴史を教えながら、家族のトナカイ放牧を手伝っています。
イェリン・クリスティーナ・オスカルについて:
- サーミ人の女優
- 本作が長編映画デビュー作
- サーミ語と
スウェーデン語を話す
マルティン・ヴァルストロム
役柄:ローベルト
トナカイを殺し続ける密猟者。サーミ人を嫌悪しており、エルサの最愛のトナカイ「ナステガル」を殺した張本人。
主な出演作:
- 『ストックホルム・ストーリー』
ラーシュ=アンテ・ヴァッサラ
役柄:マティアス(エルサの父親)
トナカイ放牧を営むサーミ人。娘のエルサを心配しながらも、サーミとしての誇りを持って生きています。
その他のキャスト
- パヴヴァ・ピッチャ:ラッセ役
- マグヌス・クフムネン:ニルス・ヨハン役
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監督・スタッフ
エッレ・マリア・エイラ(監督)
プロフィール:
- サーミ人の女性監督
- 本作が長編映画監督デビュー作
- サーミ文化の継承と、差別問題への関心が高い
エイラ監督のコメント(予想): 「この物語を通じて、サーミ人が今も直面している差別と、彼らの文化がいかに美しいかを、世界中の人々に知ってもらいたい」
アン=ヘレン・ラエスタディウス(原作者)
スウェーデンのベストセラー作家。本作の原作小説「Stöld」は、実際のトナカイ密猟事件に着想を得て書かれました。
管理人ムービーくんの感想コーナー③
ムービーくん: 主演のイェリン・クリスティーナ・オスカルさん、これが映画デビュー作なんだって!でも、演技がめちゃくちゃ上手かった。悲しみ、怒り、諦め、そして決意――いろんな感情がエルサの表情から伝わってきた。
ムービーくん: しかも、監督のエッレ・マリア・エイラさんも、主演のオスカルさんも、どちらもサーミ人なんだよね。だから、この映画には「当事者性」があるっていうか、リアルさが違う。
ムービーくん: 悪役のローベルトを演じたマルティン・ヴァルストロムさんも、憎たらしさが本当によく出てた。こういう「絶対に許せない悪役」を演じるのって、すごく難しいと思うんだけど、見事だったな。
ロケ地:スウェーデン・ラップランド
圧倒的な映像美
「トナカイは殺されて」の最大の魅力の一つが、スウェーデン北部・ラップランドの圧倒的な映像美です。
ロケ地の特徴:
- スウェーデン最北部のラップランド地方
- 北極圏に近い極寒の地
- 冬には太陽がほとんど昇らない「極夜」が訪れる
- オーロラが頻繁に観測される
トナカイの大群
映画では、数百頭のトナカイが雪原を駆け抜けるシーンが何度も登場します。実際にサーミ人が放牧しているトナカイを撮影したもので、CGではありません。
撮影の苦労:
- 極寒の中での長時間撮影
- トナカイは野生動物なので、思い通りに動いてくれない
- スノーモービルでの追跡シーンは、実際に雪原を走行
オーロラ
劇中、何度もオーロラが映り込みます。これも実際にラップランドで撮影されたもの。日常風景としてオーロラが存在する――それがラップランドなのです。
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管理人ムービーくんの感想コーナー④
ムービーくん: とにかく映像が美しい!トナカイの大群が雪原を走るシーン、マジで圧巻だった。あんなにたくさんのトナカイ、初めて見たよ。
ムービーくん: しかも、オーロラが「日常風景」として映り込んでるのがすごい。日本じゃオーロラなんて一生に一度見られるかどうかなのに、ラップランドの人たちにとっては普通なんだよね。
ムービーくん: でも、美しい映像の裏には、トナカイが殺されるシーンもあって……。正直、目を背けたくなるくらい残酷だった。でも、これが現実なんだって思うと、目を逸らしちゃいけないって思った。
ムービーくん的疑問: ところで、ラップランドってどこにあるの?スウェーデン?フィンランド?ノルウェー?調べたら、実は4カ国にまたがる地域らしい。サーミ人も、国境関係なく暮らしてるんだって。知らなかった!
見どころ
1. 実話に基づく重厚なドラマ
本作は、実際にスウェーデンで起きたトナカイ密猟事件に着想を得ています。フィクションではなく、「今も続いている現実」だからこそ、重みが違います。
2. サーミ文化への深い洞察
サーミ人の伝統的な衣装、言語、トナカイ放牧の方法――映画を通じて、私たちはサーミ文化の美しさと、その存続の難しさを学ぶことができます。
3. 民族差別という普遍的なテーマ
サーミ人への差別は、日本のアイヌ民族、アメリカの先住民、オーストラリアのアボリジニなど、世界中の先住民族が直面している問題と共通しています。
4. スノーモービルでの追跡劇
クライマックスは、エルサとローベルトのスノーモービルでのチェイス。雪原での高速追跡は、息を呑む迫力です。
5. 結末の苦さ
ネタバレは避けますが、この映画の結末は決してスッキリとしたものではありません。でも、それが現実なのです。
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視聴者の評価・口コミ
高評価の声
Filmarks:★★★3.2点(152件のレビュー)
「スウェーデンのロケ映像が圧巻。大自然を駆けるトナカイの群れの映像がひたすら美しい。オーロラが何度も映るのもオマケ」
「サーミ人を初めて知ったので検索したら先住民、少数民族と出てきて、日本のアイヌ民族の問題と同じだと思った」
「民族衣装やアクセサリーは可愛い。ハリウッドの見慣れたロケーションでもないのも良い」
厳しい評価の声
「邦題のつけ方がザツ。原題は『Stöld(盗まれた)』なのに」
「マイノリティ差別をめぐる物語自体はいたってフツーの展開」
「トナカイが無残に殺されるシーンが心苦しい」
管理人ムービーくん最終感想コーナー
ムービーくん: この映画、正直めちゃくちゃ重かった。見終わった後、しばらく何も考えられなかったくらい。でも、それだけ心に刺さる作品だったってことだと思う。
ムービーくん: サーミ人の問題って、日本に住んでる僕たちにはあまり馴染みがないけど、アイヌ民族の問題と本質的には同じなんだよね。先住民族が、後から来た人たちに土地を奪われ、文化を否定され、差別される――これって、世界中で起きてることなんだ。
ムービーくん: エルサの「諦めない姿勢」には本当に勇気をもらった。警察は動いてくれない、周りのサーミ人たちも「事を荒立てるな」って言う。それでも、エルサは声を上げ続けた。その姿が、すごくカッコよかった。
ムービーくん: 結末については賛否あると思う。スッキリしない終わり方だし、正直モヤモヤする。でも、現実ってこういうものなんだよね。映画みたいに全部解決するわけじゃない。その「リアルさ」が、この映画の強みだと思う。
ムービーくんから皆さんへ: この映画、確かに重いし、辛いシーンもある。でも、絶対に見る価値がある作品だと思う。美しい映像と、心に刺さるメッセージ。そして、私たちが知らなかった世界の現実。Netflixで配信中だから、ぜひ見てみてほしい!
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こんな人におすすめ
✅ 社会派ドラマが好きな人
- 民族問題、差別、環境問題に関心がある
✅ 北欧の文化・自然に興味がある人
- ラップランドの絶景、オーロラ、トナカイ
✅ 実話ベースの重厚な作品が好きな人
- フィクションではなく、現実に基づいた物語
✅ アイヌ文化や先住民族の問題に関心がある人
- 普遍的なテーマとして共感できる
まとめ
「トナカイは殺されて」は、スウェーデンの先住民族・サーミ人の少女が、大切なトナカイを殺した犯人に立ち向かう物語です。
作品のポイント:
✅ Netflix独占配信(2024年4月12日〜) ✅ 実話に基づく重厚なヒューマンドラマ ✅ スウェーデン・ラップランドの圧倒的な映像美 ✅ トナカイの大群、オーロラ、雪原でのチェイス ✅ サーミ文化と民族差別という普遍的なテーマ ✅ 監督も主演もサーミ人による「当事者性」のある作品
視聴方法:
- Netflix(月額790円〜)
- 日本語字幕・吹替あり
美しくも残酷な現実を描いた本作。重いテーマですが、私たちが知るべき「世界の真実」がここにあります。
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視聴リンク
メタディスクリプション
Netflix映画「トナカイは殺されて」はどこで見れる?2024年4月12日独占配信。スウェーデン先住民族サーミ人の少女が大切なトナカイを殺した犯人に立ち向かう実話ベースのドラマ。あらすじ・キャスト・ロケ地(ラップランド)・口コミを徹底解説。圧倒的な映像美とオーロラ、民族差別という普遍的テーマ。視聴方法も詳しく紹介。
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